【山形2013】出羽三山神社・羽黒山
出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから山岳修験の山として知られている。鶴岡市HPより
開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子(はちこのおうじ)が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。
皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。以後、羽黒派古修験道として全国に広がった。
羽黒山が現世(正観世音菩薩=観音浄土=現在)、羽黒町観光協会HPより
月山が前世(阿弥陀如来=阿弥陀浄土=来世)、
湯殿山が来世(大日如来=寂光浄土=未来)という三世の浄土を表すとされます。
近世の出羽三山詣では、羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、
湯殿山で再生する巡礼が多く行われ、生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡(さんかんさんど)」の旅とされました。
私は、修行の意味でのお詣りではなく、ただの観光客ですが、
どうせ行くならと、羽黒山・月山・湯殿山の順に訪れることにしました。
羽黒山神社
随神門
羽黒山石段参道
江戸時代に天宵別当が13年の歳月をかけて作った。
2446段ある。
爺杉
爺杉と五重塔
国宝羽黒山五重塔
平安期、平将門の建立とされ、慶長3年(1608年)に最上義光が修造した。
東北地方における唯一の国宝五重塔
出羽三山神社・三神合祭殿
本来なら羽黒山神社・月山神社・湯殿山神社は別々のものであるが、
月山と湯殿山は冬は豪雪で詣でることができないために
出羽三山神社・三神合祭殿として合祭する形をとっている。
松尾芭蕉の銅像
芭蕉は 羽黒山では
「涼しさや ほの三ヵ月の 羽黒山」の句を詠んでいます
三神合祭殿
中央に 月山神社
右に 出羽神社
左に 湯殿山神社 と書かれています。
厚さ2.1mの茅葺の屋根
崇峻天皇皇子・蜂子皇子のお墓
ここだけが宮内庁の管轄
by tabi-omoide | 2013-08-31 10:45 | 山形2013